2021/4/30 , 金曜日
『ドメーヌ ド ラ コンブ』
僕がワインを好きになったきっかけは沢山あります。
今日はダメだったのに何故が好きになっちゃったって話です。
時は2008年、当時の師匠:柳野浩成がある日ふと「たいっちゃん、これ」と瓶底のドド黒い液体をグラスに入れ差し出しました。
思わずのけ反りたくなるような異臭です、悪臭です。
確か”ドメーヌ ド ラ コンブ/グランオルディネール2003”だったかと…
何せ臭かったです、ダメでした、汚臭です、ひっくり返りそうでした。
ところが、ところがですよ、その闇世の中に、とぉーくに少しだけ
ほんの少しだけ、蝋燭ほどの灯火が見えた気がしたのです。
もちろん業界では話題のワインでしたから素晴らしくないとおかしいはずです。
でも実際はバツです、飲めた物じゃない、まして商品になんか、、、
でもね、オーラというか、静かなる響きというか…とにかく何か感じるものがあったのです。
人間でも一緒ですよね、優等生だけが可愛いのじゃなく人間味ありや手のかかる子ほど可愛いって言いますもんね。
ちなみにこちらのワインの生産者:オリビエ リビエール氏は今も元気にスペインでワインを作っているはずです。見かけたら是非!!
各種オフフレーバーは現在のワインにも多々存在します。
商材としてそれを見極める、また管理する能力はこれからも我々に求められます。
現在、ワインのマーケットは静止しています。
ワインだけでなく店舗用のビールや食品など期限のあるものはなおさらです。
でも安心してください、しっかりご用意しておきます。
その時が来たら、その街の、旅先のバーを楽しんでください。
ハッピー!